よい家づくりは、働く場所から
2016.05.31
ハイクオリティビルド認定住宅の工務店ベガハウスの新社屋落成式に行ってきました。木造校舎を思わせるどこか懐かしい佇まいと空間。木造住宅をつくる工務店らしい社屋です。
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2階の作業室は大きな吹き抜け空間。全社員がこの部屋で働きます。黒板の向こう側3階(人が立っているところ)には、皆が使えるキッチン・ダイニングも
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すべての机が製図版となっており、設計を重視する姿勢が表れています
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光の入り方や窓の向こうに広がる緑が、仕事場をより美しく、快適にしています。建物をつくるときには、光や緑という自然の要素がどのくらい取り入れられるか、その敷地の特徴を読み解くことも大事です
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広くてオープンな作業スペースの周辺には、少人数で落ち着ける小さな居場所がちりばめられていることもポイント
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応接室は、造園家の荻野寿也さんによる庭園でおもてなし
仕事というのは、日常生活のなかで睡眠に次ぐ占める割合の大きい時間です。その時間を過ごす場所、すなわち仕事場が心地よく快適であることは、「いい仕事」をするための必須条件かもしれません。
特に家をつくる仕事は、建て主から何千万円という高額な予算を預かり、生活習慣や個人の価値観と向き合い、夢と現実をいったりきたりしながら、着地点を見つけるとても難しい仕事。スタッフがいつでもお客様におもてなしの心をもって接することができるように、まずはスタッフの心を育む職場づくりに取り組んだベガハウス。今後の家づくりに期待せずにはいられません。
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落成式の後は、お祝いに集まった人と宴会が夜まで続きました
ベガハウス
(構成・文/建築知識ビルダーズ編集長 木藤阿由子)