プライバシーが守られた2つの中庭が開放感と家族の気配をもたらす家

敷地に余裕のある旗竿敷地で、あえて2層分の居室からなる高い壁で囲み、2つの中庭を設けて内に開くつくりになっているY邸。LDKに隣接するテラスや2階のファミリースペースは1人で気分転換をしたり、家族で集まったりとフレキシブルに楽しめる場に。テレワークに活躍している書斎も、中庭を含めて3カ所ある大きな吹き抜けを介して連続し、家族同士がゆるやかにつながっている。一方で寝室や子供室、シミュレーションゴルフの機材を設置した部屋などは、個の空間としてメリハリをつけた構成に。老舗木材卸を前身とするコージーライフが手がけたキッチンや壁面の造作家具は、手持ちの家具とのコーディネートも計画段階から考えられており、家族全員が満足できる空間となった。

2つの中庭に面した大開口が印象的なLDK。2階のファミリースペースは、トレーニングマシンを置いていつでもエクササイズできるジムになっている。

両側に配した中庭を眺めながら、玄関から階段、LDKへ進む動線。プライバシーが守られつつ、圧倒的な開放感がある住まい。

北欧風のキッチンは収納も含め造作。カウンターテーブルは、快適に朝食がとれるようゆったりと設計している。

家族全員の生活習慣や奥さまの日常的な動作を考慮して機能的な家事動線を追求した。浴室やドレッサーへと続く空間のガラス扉など、光を味方につけ、ヌケを感じさせる視覚効果で伸びやかさを強調。

白い壁に囲まれた4.55m×6.06mの中庭はウッドデッキにしてアウトドアリビングに。LDK、階段、玄関ホールと室内の各所に光を届ける効果も。

ぬくもりを感じる木の素材と、清潔感のある白でまとめた玄関まわり。

玄関前の部屋には本格的なシミュレーションゴルフの機材を設置。ゲストとゴルフを楽しんだり、南側の中庭でサッカーやパターの練習をすることも。

高い壁に囲まれたY邸。必要とする空間(箱)が積み重なることで表現された造形部分をファサードの眺めとしている。

撮影/山本育憲

美しいディテール

キッチン側面の壁のみグレーベージュで仕上げている。全面を白で統一するのではなく、濃い色を使ってアクセントにするわけでもなく、さりげない色の変化を与えることでオープンな空間に落ち着きをもたらしています。

建築知識ビルダーズ編集長 木藤阿由子

TIMBER YARD
http://timberyard.net/
TIMBER YARD社長 並木 浩さんインタビュー
https://hqb.jp/interview/timber-yard
物件情報
物件名/Y邸
所在地/千葉県
延床面積/222.86㎡
1F/134.01㎡
2F/88.85㎡
家族構成/夫婦+子供2人
構造/木造SE構法
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