傾斜地と個性的な木材を活かしたハイセンスな邸宅
緑豊かな傾斜地に立つ、スギ張りの外壁を持つ住宅。外に張り出したデッキテラスは雛壇状に上がり、リビングへと続く。さらにダイニングの床はリビングから70cm高く設定し、舞台のように見えるプラン。傾斜地の地形を室内に表したことで、視線の変化や腰掛ける場所が生まれた。リビングと吹き抜けに面した大きな開口からは、向かいの山の緑と空が見える。キッチンからは1階全体を見渡せ、2階の書斎の様子も吹き抜け越しにわかる。階につながるオープンな階段は、カリン無垢材を2階の壁まで張り上げ、空間の主役となるデザインに。デザイナーである建て主と工務店との信頼関係に基づくコラボレーションで、室内外に心地よい居場所が点在する個性豊かな住まいが完成した。
撮影/傍島利浩
- リモルデザイン
- https://www.remoldesign.com/
- 物件情報
- 物件名/渡辺邸
- 所在地/神奈川県
- 延床面積/138.82㎡
- 1F/78.07㎡
- 2F/60.75㎡
- 家族構成/夫婦+子供1人
- 構造/木造SE構法
- 性能/耐震等級_3