上下階で大空間と外を一体化 中庭を囲むL字型の邸宅
白いキューブ状の外観をした、モダンな住宅。室内でも、無駄な線を可能な限り排除し、白で統一されたミニマルな空間が広がる。1階・2階ともに中庭を囲むL字型のプランとし、あらゆる場所からシンボルツリーの緑を楽しめるように。2階のLDKは「見せる」スペースと「隠す」スペースのメリハリを付け、生活に必要な機能はすべて壁面収納や扉の奥に隠している。ダイニングキッチンの背面に位置する収納では、4枚の引き戸を開くとデスクが現れ、オフィス仕様に。1階には、ビリヤード台を設置した大きな趣味室を配置。寝室や浴室は必要最小限に抑える一方で、中庭に面した大開口で外部に延長する視覚効果を生み出している。公私や内外のバランスが絶妙な、明るくクリーンな邸宅である。
撮影/下村康典
- 住まい設計工房
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- 物件情報
- 物件名/I邸
- 所在地/大阪府
- 延床面積/138.44㎡
- 1F/69.22㎡
- 2F/69.22㎡
- 家族構成/夫婦+子供1人
- 構造/木造SE構法
- 性能/耐震等級_3